何故、病院でフルネームで呼ぶのか
病院が患者をフルネームで呼ぶ最大の理由は、「患者の誤認(取り違え)」を防ぎ、医療安全を確保するためです。
声優の原田ひとみさんの投稿 をきっかけに、プライバシー保護の観点から大きな議論を呼んでいますが、医療現場がフルネームでの呼び出しを続ける背景には以下の重要な理由があります。
フルネームで呼ぶ理由
- 同姓同名の誤認防止:苗字だけでは、院内に同じ苗字の患者が複数いた場合に見分けがつきません。
- 同姓同名の確率低下:フルネームにすることで、別の患者と取り違えるリスクを最小限に抑えられます。
- 医療ミス(事故)の防止:投薬や注射、処置の「患者間違い」は命に関わる重大な医療事故に直結します。
- 患者本人の思い込み防止:苗字だけだと、自分のことだと思い込んで別の患者が返事をしてしまうケースを防げます。
医療現場における呼び方の現状と課題
厚生労働省もプライバシー保護の観点から問題意識を持っており、近年は番号制を導入する病院も増えています。しかし、以下のような課題から完全移行が難しい実態もあります。
- 高齢者の認知・反応の問題:高齢の患者が自分の番号に気づかない、あるいは忘れてしまうケースが多発します。
- 段階的な運用の限界:モニター表示や番号で反応がない場合、最終的には名前を呼んで確認せざるを得ないのが現状です。
- システムの導入コスト:番号発券機や電光掲示板の導入には、小規模なクリニックほど費用面での負担が大きくなります。
呼ばれたくない場合の対策
プライバシーや防犯上の観点から、フルネームで呼ばれたくない患者からの申し出があれば、多くの医療機関は誠実に対応するよう求められています。
もし名前を呼ばれたくない場合は、受付時に「防犯・プライバシーの都合上、名前ではなく番号や苗字で呼んでほしい」と直接相談してみることをおすすめします。
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