5キロ3590円に下落、新米は3000円割れ予想も…背景に米農家経営者「単純にコメがダブついてしまった」

農林水産省が発表したデータによると、スーパーでのコメの平均販売価格は5キロあたり3500円台まで下落しています。一時期の「令和の米騒動」による高騰から一転し、市場では現在、急激な「コメ余り(供給過多)」が起きています。 

価格下落の背景や今後の見通しについて、報道された主な要因は以下の通りです。
1. なぜ「ダブついて(余って)」しまったのか?
  • 増産と豊作が重なった:前年のコメ不足による価格高騰を受け、全国の農家が増産に動いたことや、作柄が良かったことで市場への供給量が大幅に増えました。 
  • 激しい集荷合戦の反動:在庫不足を恐れた民間業者や農協の間で、昨年のコメを高く買い付ける「集荷合戦」が起きました。結果として市場全体の流通価格が高くなりすぎたため、今度は消費者が買い控え、在庫が余る事態を招きました。 
2. なぜ一気に安くならないのか?
  • 業者の損切り待ち:卸売業者はコメを高い値段で買い取っているため、すぐに激安で売ると大損(赤字)になってしまいます。そのため、価格は一気には下がらず、現在は「たらたらと段階的に下がっている」状態です。 
  • 新米前の在庫処分:秋に今年の新米が出回る前に、業者は抱えている古い在庫を処分(損切り)しなければならないため、ここへ来て値下げの動きが活発化しています。 
3. 今後の見通し:新米は3000円を割る?
  • 3000円割れの可能性:市場ではすでに「今年の新米は5キロ3000円を割り込む」と予想する小売店も出てきています。
  • 過去との比較:数年前のコメ価格は5キロ2000円前後だったため、3000円台まで下がったとはいえ、長期的な水準から見ればまだ高めと言えます。しかし、今後の新米出荷にともない、さらなる価格下落が起きるのではないかと農家や関係者は危機感を募らせています。 

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