福岡県の副議長の上納金

福岡県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑において、副議長への就任前後に「上納金」や「運営費」として数百万円規模の現金が幹部に支払われていたとする証言が相次いで報道されています。

2026年7月に表面化した一連の疑惑の中で、副議長ポストに関わる主な証言や状況は以下の通りです。

支払いを認めた主な証言内容

◆ 自民党会派の元副議長(江藤秀之県議)の証言

  • 金額:総額800万円超
  • 内訳:副議長に就任する前の2020年初頭、当時の自民党県議団幹部(中尾正幸県議)に500万円を直接手渡したと回答。さらに、同時期に議長を務めた吉松源昭県議と、幹部への「お車代(250万円)」や「ゴルフ会費用(400万円)」を折半して支払ったと証言。
  • 理由:「長年の慣例に従って支払った。次の世代に引き継がせないために証言した」としています。

◆ 他会派(自民党以外)の元副議長による証言

  • 金額:総額620万円(うち上納金500万円、残りはゴルフ代・懇親会費など)。
  • 内訳:就任前に、当時所属していた会派の会長からの指示を受け、当時の自民党県議団幹部(現議長の蔵内勇夫氏)に上納金として500万円を手渡したと証言。
  • 理由:「嫌だなと思ったが、とても断れる空気ではなかった」と当時の心境を明かしています。

疑惑の全体像と双方の主張

項目 告発・証言者側の主張 名指しされた幹部側の主張
議長ポスト 吉松源昭元議長が就任前に約2000万円を支払ったと記者会見で暴露。 蔵内勇夫議長や原口剣生県議、中尾正幸副議長らは「事実無根」と全面否定
副議長ポスト 複数の正副議長経験者が、就任前に500万円などを「上納金」や「運営費」として渡したと証言。 同様に金銭の受け取りや要求の事実を否定し、主張は真っ向から対立。

現在の動き

福岡県議会は、長年組織の慣例として押し付けられてきたとされる不透明な金銭授受の全容を解明するため、外部の有識者による調査を行う方針を決定しています。

また、各会派(立憲民主党福岡県連など)でも所属議員へのヒアリング調査が進められています。

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