男性の更年期障害

男性の更年期障害(医学名:LOH症候群 / 加齢男性性腺機能低下症候群)は、加齢やストレスによる男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因で起こる心身の不調です。女性とは違いホルモンが緩やかに減るため、40代以降いつまでも続く可能性があり、発症時期や期間に個人差が大きいのが特徴です。

以下に、主な症状、セルフチェック項目、主な治療法をまとめました。

📌 主な3つの症状

症状は大きく「精神」「身体」「性機能」の3つに分類され、複数同時に現れることもあります。

  • 精神症状:イライラ、やる気の低下、気分の落ち込み(うつ状態)、不眠、集中力の低下
  • 身体症状:異常な発汗、ほてり(ホットフラッシュ)、疲労感、筋力低下、頭痛、めまい
  • 性機能症状:性欲の減退、勃起不全(ED)、朝立ちの減少

📝 セルフチェック(AMSスコア簡易版)

以下の項目に当てはまるものが多い場合、男性更年期の可能性があります。

  1. 総合的に調子が思わしくない(健康状態の低下を感じる)
  2. 関節や筋肉の痛みがある(腰痛や肩こりなど)
  3. ひどい発汗やほてりがある(突然汗が出る)
  4. 睡眠の悩みがある(寝付けない、ぐっすり眠れない)
  5. よく疲れを感じる、または活動性が低下した
  6. イライラしたり、神経質になったりする
  7. 不安感やゆううつな気分になる
  8. 性欲の低下や、勃起力の低下を感じる

🏥 病院での主な治療法

受診する際の専門科は泌尿器科、またはメンズヘルス外来です。血液検査で「遊離テストステロン値」などを測定し診断します。

治療法 概要と特徴
テストステロン補充療法(ART) 注射などで直接男性ホルモンを補う。劇的な改善が期待できるが、定期的な通院が必要。
漢方薬治療 体質や症状に合わせて処方。ホルモン値が基準値内でも症状が強い場合に有効。
対症療法(ED治療薬・抗うつ薬) ED症状にはED治療薬、精神症状が強い場合は抗うつ薬などを併用。

🏃‍♂️ 自宅でできる対策(テストステロンを高める方法)

  • 適度な筋トレ:スクワットなど大きな筋肉を動かすとホルモン分泌が促されます。
  • 質の良い睡眠と栄養:十分な睡眠をとり、亜鉛やタンパク質を意識して摂取します。
  • ストレスの軽減:ストレスはテストステロンを急激に減少させる最大の敵です。

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