パンダ返還で来園者2割減 上野動物園の新たな顔
上野動物園がパンダ不在による「来園者約2割減」の危機を乗り越えるため、新たな顔として熱を込めてPRしているのは「動かない鳥」として知られるハシビロコウです。
2026年1月に双子のジャイアントパンダ(シャオシャオとレイレイ)が中国へ返還され、上野動物園のパンダはゼロ頭となりました。この「ゼロパンダ」の影響は大きく、上半期(1〜6月)の入園者数は前年同期比で約14.4%〜18.7%(約26万人)も減少しています。長年“パンダの街”として親しまれてきた上野の新たな挑戦と現状について、詳しく解説します。
📉 パンダ返還による「喪失感」と厳しい現状
- 54年ぶりのパンダゼロ:1972年のランラン・カンカン来園以来、上野の象徴だったパンダが完全に姿を消しました。
- 入園者の大幅減少:2月以降の入園者数は毎月前年を下回り、パンダが持っていた凄まじい集客力が改めて浮き彫りとなっています。
- 次期貸与の見通しは白紙:日中関係の軍事的な緊張激化などの政治的背景もあり、中国から新たなパンダが日本に貸与される目処は立っていません。
🐦 新たな主役「ハシビロコウ」への期待と仕掛け
園内に4羽が暮らすハシビロコウは、元々グッズの売り上げが上位に入る隠れた人気者でした。東京都はこのポテンシャルを活かし、あの手この手でキャラクター化を進めています。
- キャラクター化と動画配信:「ハッシーくん」などの愛称で親しみやすいキャラクターに仕立て、公式動画などを公開しています。
- ハシビロコウカートの導入:姿をあしらった電動小型カートを園内に導入し、体験型の楽しさを提供しています。
- ユニークなイベント開催:ハシビロコウを観察しながら交流を図る「婚活イベント」など、これまでにない斬新な企画も実施されました。
🌌 多彩な工夫で進める「脱・パンダ依存」
都の担当者は、今回のパンダ不在を「他の魅力的な動物たちに関心を広げるきっかけにしたい」と前向きに捉えています。
ハシビロコウのPR以外にも、昼間とは違った動物たちの姿を楽しめる「夜間開園」を強化するなど、園全体の多様な魅力を底上げする集客作戦が続けられています。
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