モバイルバッテリーの「容量偽装」や「安全基準(PSEマーク)の偽装」
モバイルバッテリーの「容量偽装」や「安全基準(PSEマーク)の偽装」が、ECサイトを中心に流通し深刻な問題になっています。
近年ではJNNの独自取材などでも報じられ、表示容量の10分の1程度しか機能しない粗悪品や、偽のPSEマークを付けた製品が大量に流通している実態が明らかになりました。これらは単に充電できないだけでなく、リチウムイオン電池の品質が低いため発火・爆発火災のリスクが非常に高く危険です。
主な偽装・詐欺の手口
- 極端な容量偽装: 「40,000mAh」などと大容量を謳いながら、実際の中身は数千mAhしか入っていないケースです。消費者が中身を分解して確認しにくい盲点を突いています。
- 偽のPSEマーク添付: 法律で義務付けられている安全検査の証明「丸型PSEマーク」を、検査を通していないにもかかわらず勝手に印字して販売しています。
- 二重価格(セール詐欺): 本来は安価な粗悪品を「元値数万円、今だけ90%OFF」のように見せかけ、お得感を演出して購入させます。
- 架空の事業者登録: 国の規制から逃れるため、登記簿上の住所に実態がない「ペーパーカンパニー」や、連絡の取れない海外業者が名義だけを貸して流通させています。
偽装・粗悪品を見分ける4つのポイント
物理的な法則や販売元の信頼性をチェックすることで、怪しい製品を回避できます。
1. サイズと軽さが容量に見合っているか
リチウムイオン電池の「体積・重量」と「容量」は比例します。「超薄型・超軽量なのに大容量(例: 30,000mAh以上)」は物理的に不可能なため、偽装の可能性が極めて高いです。
2. PSEマークの周辺情報が正しく記載されているか
本物の安全基準を満たした製品には、丸型PSEマークのすぐ近くに「届出事業者名(メーカーや輸入業者名)」が明記されています。マーク単体しか書かれていないものは偽装を疑ってください。
3. 販売元・事業者の連絡先が実在するか
ECサイト(AmazonやTemuなど)で購入する際は、出荷元だけでなく「販売元」の会社概要を確認してください。日本国内のサポート窓口や電話番号が明記されているかどうかが重要です。
4. レビューの低評価を確認する
「スマホが1回しか満充電にできなかった」「サクラレビューが多い」といった具体的な不満が書かれている製品は避けましょう。
安全のために推奨される対策
事故を未然に防ぐため、信頼できる大手メーカー(Ankerやエレコムなど)や、国内の家電量販店・認証ストアから直接購入することを強くおすすめします。
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