泥棒の被害を最小限におさえる「室内の防犯対策」3つの工夫。防犯アドバイザーに聞く、通帳や貴重品を“しまう場所”のポイントも/京師美佳さん
防犯アドバイザー・京師美佳さんが提唱する、空き巣や侵入盗による被害を最小限に抑えるための「室内の防犯対策3つの工夫」と「貴重品の保管ポイント」について整理しました。
空き巣の室内物色時間は「5分以内」が主流と言われています。侵入された場合でも「短時間で見つけられない工夫」をすることが被害軽減の鍵となります。
■ 泥棒被害を最小限におさえる「室内防犯の3つの工夫」
1. 侵入に時間をかけさせる(時間稼ぎ)
泥棒は「5分」かかると侵入を諦める確率が跳ね上がります。室内に入る前・入った直後の障害を増やします。
- 窓ガラスの強化: 窓フィルムの貼り付けや補助錠の設置。
- 室内ドアの施錠: 主寝室や貴重品を置く部屋には室内用の鍵を取り付け、簡単に入れないようにします。
2. 貴重品は「分散保管」する
一箇所にまとめて置くと、そこが見つかった時点で全て盗られてしまいます。
- 通帳、印鑑、現金、貴金属などの重要アイテムは、あえて別の部屋や別の場所に分けて管理します。
- 特に「印鑑と通帳」「カードと暗証番号メモ」は絶対にセットで置かないことが鉄則です。
3. ダミー(偽物)を配置して探す時間を削る
物色時間を無駄に使わせるテクニックです。
- ダミー財布・ダミー金庫: 引き出しなどの目立つ場所に、少額の現金を入れ脱落させた古い財布や手提げ金庫を置いておきます。泥棒に「これで見つかった」と錯覚させ、撤収を促します。
■ 通帳や貴重品を“しまう場所”のポイント
泥棒が侵入した際、真っ先に探す場所を避け、「思わぬ場所」「持ち出しにくい状態」を作ることが最重要です。
<NGな保管場所(泥棒が最初に探す場所)>
- タンス・クローゼットの引き出し(特に1段目・最下段)
- ベッドの下、布団の間
- 仏壇、神棚の周辺
- 冷蔵庫の中、キッチン周り
- 持ち運べる手提げ金庫(金庫ごと持って行かれます)
<おすすめの保管場所・保管テクニック>
| 保管テクニック | 具体的な工夫 |
|---|---|
| カモフラージュ品を活用する | 本の形をした金庫(ブック型金庫)を本棚に紛れ込ませる、缶詰型金庫を棚の奥に置くなど。 |
| 高所・低所の「隙間」 | 家具の上部背面や裏側、重い家具の底面隙間など、かがんだり背伸びしないと見えない位置。 |
| 据え置き型の固定金庫 | 床や壁にボルト固定された固定式金庫。持ち出しが不可能なため非常に有効。 |
| 子供部屋・生活感のある場所 | 泥棒は主寝室や書斎を優先的に探すため、子供のおもちゃ箱の底など生活感に紛れ込ませる。 |
<京師美佳さん流・日常のワンポイント>
- 銀行の「貸金庫」の活用: 本当に大切な権利証や遺言書、高額な宝石類は自宅に置かず、金融機関の貸金庫に預けるのが最も安全です。
- 防犯意識の秘匿: 「どこに隠したか」を家族間以外で話さないこと、SNSなどに旅行中の不在情報を載せないことも室内防犯の一環です。
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